幕末・新選組

新選組をやさしく解説!幕末の時代背景も押さえよう!

新選組を解説!

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これでわかる!新選組!

幕末の日本において、維新志士側の最大の敵とされている新選組。

実は数年しか実働期間はない!

なのに、多くのファンの心を捉えて離しません。

新選組をテーマにした小説も多いですね。

その中でも有名なものが、司馬遼太郎著の「燃えよ剣」でしょう!

映画も準備中!

出演俳優さんが好きで映画を知った方も多いかと思います。

そのなかには、これまであまり新選組を知らなかった方もいらっしゃるのでは?

そんな方に向けてまとめました!

こんな方におすすめ

  • 映画「燃えよ剣」で興味を持った方
  • 新選組って何って方
  • 好きな俳優が出る映画なので、知識を得たい!
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ファン歴30年の私が、わかりやすくまとめました!

 

知識が増えれば、映画ももっと楽しめる!

そして、ここから新選組に興味をもっていただければ幸いです。

歴史的事実の説明なので、映画のネタバレ有

(燃えよ剣は歴史を踏まえたフィクション)

幕末という時代について

新選組に入る前に、時代背景をおさらい。

押さえておくと、映画にも入っていきやすいです。

大政奉還の前と後

 

大きなきっかけは”黒船来航”!

ここから幕末の動乱が始まる・・・

外国に弱腰な幕府はダメだ!天皇中心の新しい世を!

と主張する勢力が生まれます。

いわゆる尊王攘夷派


これが広がりを見せていきます。

そして、長州藩(山口県あたり)を中心に幕府を倒そうという動きに発展します。

そこに薩摩藩(鹿児島県あたり)や土佐藩(高知県)乗っかります。

このままでは大規模な内乱になってしまう・・・
それを恐れた15代将軍・徳川慶喜。

大政奉還し、統治権を天皇にお返しすることを決意します。

結果として戊辰戦争にはなりますが、明治維新となったのです。

なお、佐幕だからと言って尊王でないことはありません。

新選組も尊王攘夷ではありますが、佐幕といえます。

つまり、

幕府を中心に天皇を助け、外国を打ち払おう!
新政府により天皇を助け、外国を打ち払おう!

統治機構の在り方が違っていただけ
手段の違いですね。

維新後、新政府の要職は長州と薩摩で占められ、これは後も派閥として残ります。

陸軍は長州、海軍は薩摩ですね。

これは、大東亜戦争終結まで続く流れになりました。

新選組って?

こんな乱れた世で、新選組は生まれたのです。

治安維持部隊=警察のようなもの

1862年、江戸で浪士たちが集められます。
目的は将軍の警護。

しかし、これは発案者・清河八郎の策略でした!

京都に着くとすぐに倒幕・尊王攘夷に変わります。

これに怒った幕府は浪士たちを江戸に呼び戻しますが、清河は従わず。

清川に反対し京都に残ったのが、近藤勇土方歳三ら試衛館派と芹沢鴨ら水戸派。
彼らが、後の新選組となる初期メンバーです!

そのころの京都は、天誅が相次いで治安が乱れ、京都の人たちも不安でいっぱいでした。

天誅:幕府の役人などを維新志士が殺害すること

当時の京都守護職(京都を守る警察のトップ)であった会津藩主・松平容保公。

近藤たちを浪士を活用することを思いつきます。

それが新選組の始まり、壬生浪士組です!

壬生浪士組は会津の保護下に置かれることになりました。

この恩が、新選組が会津のために戦う元にもなるわけですね。

その後に起こった八月十八日の政変での活躍が認められ、松平公から「新選組」の名を与えられます。

そして、京都の治安維持の一端を任されることになるのです。

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テロ防止の警察みたいなものだね!

池田屋事件で名を上げる!

1864年、祇園祭に沸く京都で起こったのが池田屋事件

治安維持に努める新選組は、古高俊太郎という志士を捉えます。

古高から得た情報は驚くべきものでした。

「風の強い日に京都に火を付けて、その混乱の中で松平容保ら幕府要人を殺害し、天皇陛下を長州にお連れする」

今で言えば

天皇陛下誘拐計画&国家転覆のテロ計画・・・!

その話し合いが行われた旅館・池田屋に、近藤ら新選組が取り調べに入ります。

新選組側は、近藤・沖田・永倉・藤堂など5名で突入!

対する維新志士側は20名以上いたとされています。

御用改めである!逆らうものは手打ちにいたす!

近藤が一番に駆け上がり、続いて沖田が続き乱戦に。

その中で沖田が昏倒、藤堂も額を怪我するなど苦戦・・・。

しかし、ここで分かれていた土方隊が合流!

形勢逆転となり多くの維新志士を討ち、捉え、陰謀を阻止します。

維新志士側は、吉田利麿など重要な人物が多く亡くなりました。

のちに「維新が1年遅れた」ともいわれるほど大打撃を受けたのが池田屋事件なのです。

最後は時代の流れに逆らえず・・・

京都の治安維持のために維新志士と戦い続けた新選組。

しかし、時代の流れには逆らえませんでした。

大政奉還、そして戊辰戦争と続く中で多くの隊士が亡くなっていきます。

維新志士にとって新選組は憎い敵。
近藤は罪人のように扱われ打ち首に。

同じころ沖田は肺結核により病死。

最後まで残った土方は、榎本武明や市村鉄之助らとともに北海道へ。
新選組として戦い抜きます。

そして、函館・五稜郭で最後の戦いに挑み、新政府軍の銃弾に倒れたのでした・・・。

新選組をもっと知ってほしい!

田舎の若者が京都で名を上げ幕臣になる!

そんなサクセスストーリーを実現した新選組。

崩壊する幕府に殉じ、時代に抗い消えて行った近藤・土方ら新選組の隊士たち。

その一生は、現代に生きる我々にとっては、ある意味で眩しく映ります。

今回は時代背景と概要を書きましたが、ぜひもっと隊士個人個人に目を向けて調べてもらえたらと思います。

このブログでも紹介していきますね!

映画の原作である、司馬遼太郎の「燃えよ剣」もぜひ!

興味をもったら、漫画から入るのもアリです!

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小学校の頃から歴史もの、特に新選組にハマり、史跡を巡り歩いてきたアラフォーです。 読書も趣味で、得たスキルや情報のアウトプットの意味も含めて、当ブログを運営します。 そのほか、狩猟免許(1種&罠)も持っていたりします。 Twitterもやっていますので、よろしくお願いします!

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