書籍レビュー

浅田次郎の傑作!「壬生義士伝」で入る新選組!

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家族のために戦う新選組隊士の物語!

著:浅田次郎 文藝春秋
画像:文芸春秋BOOKS

今回はまたまた新選組関連。浅田次郎著の壬生義士伝をご紹介します。
壬生義士伝は、浅田次郎にとって初の歴史小説です。もともと文芸春秋に連載されており、そこから2000年に上下巻の単行本として世に出されました。大ヒットとなり、その年の柴田錬三郎賞を獲得しています。

2002年にはテレビ東京でドラマ化、翌年に映画化、2007年に漫画化、そして2019年には宝塚歌劇の舞台にまでなっています。
みんな新選組が好きなんだなぁ・・・と思いたいですが、その人間ドラマや幕末ながら家族のため生きたという切り口がウケるところがあるのだと感じています。

ちなみに2000年当時、私は大学生。大学帰りにたまたま本屋に寄ると浅田次郎先生が来ており、購入者特典で単行本にサインしてくれるということで、その場で購入。今も本棚に鎮座していますw

さて、そんな浅田次郎の傑作、壬生義士伝をご紹介します!

あらすじ~物語は鳥羽伏見の戦いの後から~

鳥羽伏見の戦いも終わったころ、大阪の南部藩の屋敷に一人の男が向かってきます。男は戦いに傷ついているが、見れば新選組隊士。訳をきくと、南部藩の脱藩者であり、帰参したいというのです。
藩屋敷の差配役である大野次郎右衛門は、その男とは旧知の間柄であるるものの、切腹を命じます・・・。

その男は吉村貫一郎。南部盛岡藩(今の岩手県)出身の新選組隊士で、剣の腕も北辰一刀流の皆伝者であるため抜群でした。東北なまりで朴訥な性格、学問も良くできた者でした。そんな彼がなぜ新選組にいたのか。

守銭奴、出稼ぎ侍。周りの者はそう思っていましたが、実は国元にいる妻子に働いて得た金を送るために、どんな危険な仕事もこなしていたのでした。
生きるために人を斬る、家族のために人を斬る。

国元の藩校では子供たちに先生と呼ばれ、道場では代稽古をする立場の男。だからこそ、金のために頭を下げることはできなかった。貧乏が嫌だから、銭を稼ぐために剣と学問を学んだ。人一倍努力してきたのに・・・。しかし、この剣と学問があれば余所で稼げるのではないか。そうすれば家族にひもじい思いをさせなくて良い。脱藩は罪だが、家族の為ならば。

時は流れて大正。貫一郎を知る人物を尋ねる新聞記者がいた・・・。

上巻は新選組での話、下巻は涙無くしては読めない!

これ以上はネタバレになってしまいますので避けますが、幕末の時代、特に新選組は武士であることを全ての依り代にしてきた団体です。
武士道に背けば死。
それに対し、侍とは何か、家族とは何かを貫一郎は示してくれます。
それは、どう生きるのか、ということにも繋がってくるように感じます。

下巻では、そうして貫一郎が得た金で生きていた家族にスポットが当たります。貫一郎の思いは伝わっているのか。
そしてエンディングは・・・。

映画・ドラマ・漫画・舞台に!

大ヒットとなった壬生義士伝ですが、冒頭に書いたように様々な媒体に広がりました。

ドラマ
2002年。テレビ東京。
吉村貫一郎:渡辺謙、斎藤一:竹中直人、近藤勇:柄本明、坂本龍馬:筧利夫など。

映画
2003年。2004年に日本アカデミー賞受賞。
吉村貫一郎:中井貴一、斎藤一:佐藤浩市、沖田総司:堺雅人、など。

☝これだけ豪華なキャストも、大ヒット作品ならではですね!

漫画
2007年~。角川書店。絵:ながやす巧。

舞台
2019年。宝塚歌劇団雪組公演。
吉村貫一郎:望海風斗、斎藤一:朝美絢、近藤勇:真那春人、土方歳三:彩凪翔など
HP:宝塚歌劇団 
これ見たかった・・・。カッコイイ。HPには浅田先生と、石田昌也氏(脚本・演出)の対談もあって面白いです。

軽快な文章で、すぐに没頭!

小説は苦手という方は漫画も良いと思います。
ですが、「鉄道屋」も書いた浅田次郎の文章にも、ぜひ触れていただきたい!
会話文が中心でとても入りやすく、そしてその分没頭します!終わり時が難しいw

気になるラストは、ぜひご自分でご確認ください!

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感想(3件)
これもカッコイイ!

 

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小学校の頃から歴史もの、特に新選組にハマり、史跡を巡り歩いてきたアラフォーです。 読書も趣味で、得たスキルや情報のアウトプットの意味も含めて、当ブログを運営します。 そのほか、狩猟免許(1種&罠)も持っていたりします。 Twitterもやっていますので、よろしくお願いします!

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