目次
壬生・京都御所コース(1日コース)
今回は、新選組ファンなら行きたい!おすすめコースをご提案!
1日コースをご紹介します!
新選組の息吹を感じたい!
幕末の歴史に興味を持ったので、現地を見てみたい!
宿泊は出来ないけれど、しっかり見て回りたい!
そんな方々が効率的に回れるように設定しています!
土方や沖田、新選組隊士たちの青春の地京都。
さあ、新選組の足跡を追っていきましょう!
ルート
JR京都駅⇒島原大門⇒輪違屋・角屋⇒壬生寺・八木邸・前川邸⇒光縁寺⇒二条城⇒
京都御所⇒地下鉄丸太町or今出川駅⇒池田屋事変跡⇒JR京都駅
詳しい行き方
JR京都駅
⇩ 市営バス【6】で島原口へ(7分)、その後徒歩すぐ
島原大門
⇩ 徒歩2分
輪違屋・角屋
⇩ 徒歩20分(約1km)
新徳禅寺
⇩ 徒歩すぐ
壬生寺・八木邸・前川邸
⇩ 徒歩5分(約300m)
光縁寺
⇩ 徒歩25分(約1.3km)or 市営バス【9】四条堀川から二条城前(4分)
二条城
⇩ 徒歩20分(約1km)
京都御所(蛤御門)
⇩
地下鉄丸太町駅or今出川駅から京都市役所前 or徒歩30分(約1.5㎞)
⇩
池田屋事変跡
⇩
京都市役所前から地下鉄を乗り継いでJR京都駅
各ポイント解説
光縁寺までは、半日コースと同じです。
→新選組が気になる方向け!おすすめコース京都編(半日コース)
島原大門・輪違屋・角屋

新選組隊士を癒したのが、島原でした。
その当時を感じさせる建物が、島原大門・輪違屋・角屋です。

輪違屋は今も営業している置屋です。置屋とは、太夫や芸妓を抱えるお店のこと。
ここには近藤勇が書いた屏風がありますが、中に入ることは出来ず、外観しか見ることはできません。伝統と文化、当時の空気を感じましょう!
角屋は揚屋といわれる業態で、芸妓などを抱えない、料亭のようなものです。
新選組の隊士もよく利用したと言われており、酔っ払ってつけたという刀傷が残っています。また、芹沢鴨が大暴れした挙句に営業停止を申し付けたお店でもありますね。
角屋は「角屋もてなし美術館」として一般公開もされています。
新徳禅寺

壬生に到着した浪士組の面々。その夜、清河八郎に集められたのがこの新徳禅寺です。
清河は浪士組の発案者であり、率いてきた責任者であるわけですが、ここで浪士組結成の本当の狙いを語ります。
「浪士組の真の目的は攘夷である。天皇の兵として働き、討幕を果たす」という内容でした。多くの浪士は清河と共に江戸に戻りますが、「将軍の警護のためにきたのであり、義に反する」として近藤ら試衛館一派と芹沢一派が京都に残ることを決意。
これが後に新選組となる。
その意味で、ここ新徳禅寺が新選組の発祥の地と言えるでしょう!
壬生寺

壬生寺は八木邸の裏にあります。
新選組が訓練を行った記録があり、屋根などを破損するため寺から嘆願書も出されたそうです。
また、沖田総司が近所の子供たちを集めて境内でよく遊んでいたとも言われています。
境内には、近藤の像や三橋美智也が歌った「あゝ、新選組」の歌碑があります。

また、暗殺された芹沢鴨と平山五郎のお墓も、この壬生寺にありますよ。
こちらもお参りしてみましょう。
八木邸・前川邸
京都に残ることになった近藤たちが暮らしたのが、八木邸・前川邸です。
後の新選組屯所ですが、この時はまだ浪人が居候しているだけ。
とても貧乏をしていたようですね。
このルートでも一番の見どころです!ここだけは行って欲しい!

前川邸は今も住居として使われているため公開はされていませんが、池田屋事件が発覚する発端となった古高俊太郎を拷問した倉は現存しています。
外観は当時を思わせます。切腹をする直前、山南敬助と明里は最後にここで顔を合わせたのでしょうか・・・。

八木邸は一般公開されていますよ!
八木邸:公開は9~17時、ガイド・屯所餅付きで大人1,100円。
八木邸には、刀傷や当時のものがいっぱい!
八木邸には当時を忍ばせる多くのものが残っています。
最たるものは、芹沢暗殺の際に付いたと言われる刀傷。

そして、芹沢がつまずいたという、為三郎の勉強机。

ガイドの方に教えていただいたのですが、暗殺のあった寝室の天井には血痕が・・・。
お梅のものか、平山五郎のものか・・・。
光縁寺
光縁寺には、隊士たちのお墓があります。
代表的なものは、山南敬助と松原忠司でしょう。

また、沖田家縁者の墓碑もあります。沖田総司の恋人のお墓ともいわれていますが、真相はわかりません。医者の娘との恋が伝えられていますが、その人なのか・・・。
二条城

出典:二条城HP
二条城は、京都御所の守護と上洛の際の宿泊地として、徳川家康が築城しました。
国宝や重要文化財もあり、見どころが沢山あります。
そして何より幕末ファンにとっては、「大政奉還」が決定された地として認知度が高い御城ですね!

出典:二条城HP
1867年。この大広間で、15代将軍徳川慶喜が大政奉還を決定しました。
京都御所(蛤御門)
京都御所は、江戸時代まで天皇がお過ごしになった地です。
ですので、管理は宮内庁になりますね。
日本古来の内裏の形態を今に残すものとして非常に価値あるものですし、一般公開もされています。とても広いですし、空気も街中とは違う感覚を覚えます。
日本史を見るときに、天皇と京都御所は外せない地であり、見るべきです!
そして、幕末ファンにとって更に見るべきなのは、何と言っても「蛤御門」ですね!
その名のとおり、「蛤御門の変」の現場です。
蛤御門の変(禁門の変とも言う)とは、京都を追放されていた長州藩が、京都守護である松平容保公らの排斥を目論んで起こした軍事行動であり、京都御所で会津・薩摩・桑名などと戦闘を繰り広げました。
-
蛤御門の変の際に付いた弾痕 -
門には、その戦闘で打ち込まれた銃の弾痕が残っています!とてもリアルです。
また、奥にはそこで来島又兵衛が切腹したと言われる松の木が現存します。
しかし、天皇陛下がおられる御所に鉄砲を打ち込むとは・・・。
蛤御門の変は、もっと日本史で取り上げられるべきと、個人的には思います。
池田屋騒動跡地
新選組のハイライトとして認識されている池田屋事件。
実際は、新選組の歴史でみると前半部分だったりしますが、「維新が1年遅れた」と言われるほど重要なものです。
しかし、残念ながら池田屋は現存していません。わずかに碑があるのみ。

現在は、居酒屋になっています。
「旅籠茶屋 池田屋(はなの舞・チムニーグループ)」という店名。店内は池田屋を意識して、大階段があったり、新選組テイストが満載で楽しめます!
新選組を身近に!余裕があれば宿泊も!
京都1日コースは如何でしたか?
これだけ回れば、あなたも立派な新選組マニアw
ぜひ、幕末や、当時の新選組隊士たちに思いを馳せてもらいたいと思います!
今回は1日コースでしたが、池田屋でお酒を楽しんで1泊するのもおすすめです。
1泊2日コースも、またご案内しますのでお楽しみに!
新幹線なら旅行も便利です。
wifiがあると便利ですね!